厚労・環境省 |
アスベスト(石綿)による健康被害問題で、厚生労働、環境両省は2日、工場周辺住民や労働者の家族を救済する医学的認定基準作りのための検討会を開き、報告書をまとめた。政府は報告書を踏まえ今国会で成立予定の救済新法の対象者の認定基準を決める。
報告書は、中皮腫ほとんど石綿が原因で、工場周辺や家庭内での吸引でも発症するとし、原則救済するとの政府方針を支持。ただし、発症までの期間が長い特徴から、30歳以下は因果関係を慎重に分析する必要があるとした。肺がんは喫煙などの要因も多いため、発症リスクを2倍以上に高める程度の石綿の吸引量があったかで判断する。 |
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