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1月14日(土)日本経済新聞
石綿患者の家庭 収入減など悩む
患者団体調べ
 アスベスト(石綿)の健康被害問題で、患者と家族、遺族らでつくる民間団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は13日、患者らの多くが収入減などの悩みを抱えているなどとする実態調査結果を公表した。同会は結果を踏まえ、「国の救済新法の案は不十分。療養費手当を倍額し、通院費や就学援護費なども労災と同様に支給してほしい」などと提言している。


 調査は昨年12月、患者本人や家族40人から回答を得た。


 月の収入が減ったと回答した人は31人で、減少額は20万円〜30万円が9人と最多。対応(複数回答)としては「預金の取り崩し」が25人、「生活費の切り詰め」が20人で大半を占めた。


 入院経験があるのは37人で、入院回数は平均4回。一回の入院期間の平均は約2ヵ月。
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