新日鉄が廃棄物燃焼実験 |
新日本製鉄は10日、北九州市戸畑区のプラント・環境事業部で、塊状の非飛散性アスベスト(石綿)廃棄物を燃焼処理して無害化する実証実験を始めた。非飛散性アスベストは家電製品のパッキンや建築物の外壁・屋根のスレート材などに使われ、廃棄物は従来埋め立て処分していたが、今後排出量の急増が見込まれているため、燃焼による減量が期待されている。
環境省の委託事業。同社のシャフト炉式ガス化溶融炉で一般廃棄物などと共に高温燃焼し、可燃分は無害なガスにして排出。不燃分はスラグとしてブロック材やアスファルト表装材として再利用し、最終処分場へ送る量を減らす。 |
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